
引っ越し直後、たくさんの段ボール。
どこから手をつけたらいいのかわからない。片づけても片づけても終わらない気がする。
お引越しのアレコレで疲れている中、開梱して片づけるのは本当に大変です。
先日、そんなお引っ越し直後のお客様のところへ片づけサポートに伺いました。
今回のお客様は、一人暮らしからご実家に戻られたパターン。
元々あったクローゼットやデスクの中も、いったん中身を出して整理し、これまで使っていたものを見直しながら、これからの暮らしに必要なものを収納していきます。
最初は「これは一体、いつ終わるんだろう」と思うような状態でも、一緒に手を動かし、時間を決めて集中して取り組んでいくと、少しずつ景色が変わっていきます。
進めていく中で、お客様からこんな言葉が出ました。
「だんだん、道が見えてきました」
この言葉、とても嬉しかったです。
まずは、目の前の段ボールをひとつずつ
引っ越し直後って、荷物の量に圧倒されてしまいがちです。
段ボール箱の中に入って積まれている状態だと、整然としているのですが、箱を開けて中身を出し始めると…。
「どこからやればいいの?」
「全部出してしまったら、もっと大変なことになりそう…」
「終わる気がしない。」
そんな不安にかられます。

最初から完璧に整えようとせず、目の前にあるものをひとつずつ終わらせていく。
段ボールを開けて、
必要なものを取り出して、
使う場所にしまって、
空になった箱を解体する。
そうやって一つひとつ進めていくと、コレは洗面所に、こっちはデスク回りに…と行き先が明確になって、どんどん体が動くように。
「何から手をつけたらいいかわからない」という状態から、「次はこれをやろう」と見えるようになってきます。
「これまでの暮らし」から「これからの暮らし」へ
引っ越し後の片づけって、ただ荷物を収納していくだけではありません。
今回のお客様は数年ぶりにご実家に戻られたので、クローゼットやデスクの中には以前の暮らしで使っていたものがたくさん出てきました。
懐かしさに盛り上がりながらも、これからの暮らしに必要かどうかを選別していきます。
思い出のモノ、まだ使えるモノ、自分ではなく家族のモノ…それらが混ざっている空間の中で「とりあえず空いているところに入れる」をしてしまうと、これからの生活が不便になってしまう可能性大!
これからの暮らしに合わせて、モノの定位置をつくっていく。
それが、引っ越し後のタイミングだからこそできる片づけですよね。

片づけきることと、「自分でも進められる」こと
整理収納アドバイザーとして私が訪問するときには、いただいたお時間の中でご依頼にお応えできるよう、できる限り片づけきる、やりきることを目標にしています。
でも、私が帰ったあとも毎日の暮らしはあり、片づけは続きます。
だから、もうひとつ大切にしていることがあります。
それは、お客様ご自身が「このあと、どうすればいいのかわかる」状態になること。

ご依頼いただいた時間と片づけたいスペースがかみ合わないこともあるので、「時間内ですとここまでの範囲は片づけられます」と作業の最初にお伝えしています。
それ以上の片づけは、また次回ご依頼いただくか、ご自身で進めていただくことになります。
近いうちに再度ご依頼いただくのももちろんありがたいのですが、
「次はここをやればいい」
「これはここにしまえばいい」
「こう考えればいいのか、自分でも工夫できそう」
そんなふうに「あとは自分でがんばれそう!」と思えるようになっていただけたらとても嬉しいです。
最初は「途方もない」と感じていた片づけでも、誰かと一緒に整理しながら進めていくことで、少しずつ道筋が見えてきます。
私は、この状態まで持っていけることも、片づけサポートの大きな役割だと思っています。
まとめ
片づけサポートというと、「代わりに片づけてもらう」というイメージを持たれることもあるかもしれません。
もちろん、私もその時間内はしっかり手を動かします。
でも、ただモノをしまって終わり、ではありません。
お客様と一緒に整理をして、暮らしに合った収納を考えて、「次に何をすればいいのか」が見えるところまで進めていく。
最初は途方もなく見えることでも、ひとつずつ手を動かしていけば、ちゃんと道は見えてきます。
その道筋を一緒につくっていけるような仕事をしていきたい、と思っています。
岐阜市の整理収納アドバイザー 野田美紀
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