
片づけをしようと思ったとき、目の前にある細かいモノから手をつけていませんか?
たとえば、机の上にある文房具。
ボールペン、シャーペン、マーカー、ハサミ……と、ひとつひとつ仕分けしているうちに、気づけば30分。
でも、ふと顔を上げてみると、部屋全体の風景は何も変わっていなくてやりがいが感じられなくてイヤになるということも。
片づけって細かいところに目が向きやすいのですが、実はその前に、もっと大きな目線で家や部屋を見ることが大切だと思うんです。
まずは「この部屋で何をする?」から考える
片づけるときってつい「これはどこに収納しよう?」「この空いているスペースには何を入れよう」ということを考えてしまいがちですが、その前に頭に思い浮かべてほしいのが、
「この部屋では、誰が、何をする?」ということ。
たとえばリビングなら、
・家族がくつろぐ
・子どもが宿題をする
・書類を確認する
・洗濯物をたたむ
といった具体的な行動があります。
そこでの行動が分かれば、「じゃあ、ここには何が必要?」と考える。
子どもがリビングで宿題をするなら、文房具やランドセルスペースが近くにあると便利かもしれない。
書類を確認するなら、ボールペンや印鑑、そして一時置きできるスペースが必要かもしれない。

こうして、「どこで何をするか」→「そこに何が必要か」→「どう置くか」という順番で考えていきます。
いきなり収納の中身を細かく分類するのではなく、まずは家全体、部屋全体を見ていくのがオススメです。
細かく仕分けるのは、そのあとで大丈夫
もちろん、細かく分けることも大切。
文房具なら、ボールペン、シャーペン、マーカーなどに分ける。現役で使っているものと、ストックで分ける。
メイク用品なら、アイシャドウ、リップ、ファンデーションに分ける。スキンケアやネイルも分ける。
引き出しの中を仕切って区別できるようにしたり、収納用品を使って立てて取り出しやすくしたり。
こうした工夫は、モノを使うときに日々の暮らしの中でとても役立ちます。

ただ、これは大きな配置が決まったあとで大丈夫です。
まず「文房具はこの場所」「メイク用品はここ」と使う場所の近くに定位置を決める。
家のあちこちにある文房具やメイク用品をそこに集めて、一旦大集合します。
そのあとで「使う頻度」や「種類」などを考えて仕分けしていく(これはのちのち時間がある時でもOK)。
この順番にすると、片づけが進めやすくなります。
「どこに何を置くか」が決まると、片づけは進みやすい
片づけが進まないとき、
「収納が足りないからかな?」「収納用品を買ったほうがいいかな?」
と思うことがあります。
でも、実は収納スペースや収納用品の問題ではなく、そもそも「どこに何を置くか」が決まっていないからしっくりこないという場合が多いんです。
置き場所が決まっていないから、とりあえず空いているところに置く。
↓
使ったあと、元に戻す場所が特にない。
↓
また別の場所に置く。
そうして、モノが少しずつ家の中に分散して散らかっていくんですよね。
片づけってそもそも元の場所に戻すことなので、「収納の中を整える」前に、まず大きな目線で家・部屋を見て場所決めをすることが大切です。
そうすることで、時間をかけたのに、なぜか家全体が片づかない……ということも減っていきます。

まとめ
片づけは、いきなりモノを細かく分類するのではなく、まずは「この家・部屋をどう使いたい?」と大きな目線で考えることから。
どこで、誰が、どんな行動をするのか。
そこから、何をどこに置くと暮らしやすいのかを考えていくと良いです。
細かな仕分けや収納の工夫は、そのあとで大丈夫。
「片づけたいけれど、どこから手をつけたらいいか分からない」という方には、道筋ヒアリングで、今の暮らしや困っていることをお聞きしながら、片づけの順番や方向性を一緒に整理しています。
目の前のモノだけを見るのではなく、まずは暮らし全体を大きな目線で。
遠回りなようですが、実は長い目でみるとそのほうが効率が良いのです。
岐阜市の整理収納アドバイザー 野田美紀
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