Googleフォト、削除しても容量が減らない?意外な落とし穴とその対策

スマホで撮った写真や動画を手軽に保存できるGoogleフォト。

無料で使える15GBの範囲を超えると課金が必要になりますが、「容量を気にせず快適に使えるなら」と、私は年間2,500円(約月200円)を支払っています。

しかし、写真整理を続けるうちに「たくさん所有したいわけじゃない。本当に残したい写真を厳選したい。」と思うようになりました。

今回は、Googleフォトの容量を減らすために私が実践したこと、そして「削除しても空き容量が増えない!?」という驚きの事実についてお話しします。

Googleフォトの容量制限と課金

私は毎月、写真整理サークルを開催していて、メンバーさんと一緒に整理を進めています。

その中で、Googleフォトには大変お世話になっています。長年、写真や動画の保存を担ってくれています。

Googleフォトは15GBまで無料で使用できますが、それを超えると課金が必要になるんですよね。インスタ投稿などで画像が増えたこともあり、私は数年前から年間2,500円(約月200円)で容量を追加して100GBまで保存できるようにしました。

この金額で容量を気にせず快適に使えるなら、課金してもいい!と判断。

しかし、写真整理サークルで写真の整理を進める中で、ただ保存の場所を増やしておくのではなく「本当に残したい写真を厳選する」ことで、見たい写真にすぐたどり着ける快適さも知ったのです。

私はGoogleフォトの中で年別のアルバムを作って整理しています。ただ、要不要の精査はできていない状態。

先日の写真整理サークルで、「よし、今日は2017年の写真を1000枚以下に減らそう!」と思い立ちました。

写真を削除しても容量が減らない?

早速、Googleフォトの中の写真を削除しました。

しかし、200枚、300枚と削除しても、表示される空き容量は変わりません。ゴミ箱を空にしても変わらない。なんで?いったいどういうこと?

不思議に思い、ネットで調べてみたところ、驚きの事実が判明しました。

  • 2021年6月以降に保存した写真や動画のみが、15GBの制限に影響する
  • 2021年5月以前に保存したデータは、容量制限の対象外(ノーカウント)

つまり、どれだけ古い写真を削除しても、空き容量には影響しないのです。

2021年6月以前はGoogleフォトが「無制限で保存できる」仕様だったため、その時期のデータは削除しても容量の節約にはなりません。

私がこの日せっせと削除した数百枚の写真は、実は容量には影響していなかったのです(泣)。

Googleフォトの容量を増やすには?

この事実を知った今、もしGoogleフォトの空き容量を増やしたい場合は、

  1. 2021年6月以降にアップロードした写真や動画を整理する
  2. 不要な大容量の動画を削除する(特に4K動画は容量を圧迫)
  3. GoogleドライブやGmailのデータも見直す(15GBはGoogleの全サービスで共通)

このような方法が有効です。

ただし、私自身の考えとしては、容量が関係ないとしても「保存する写真を厳選したい」という思いがあります。思い出を大切にしながらも、必要なものだけを残す整理を続けていきたい。

そのためには、やっぱり整理収納の基本である「1つずつ見つめ直す」を続けていきます!

これからも「本当に残したいもの」を選びながら思い出に浸りつつ、写真整理サークルを楽しんでいこうと思います。

写真整理サークルは毎月、岐阜とオンラインで開催しています。

初回参加の方向けに写真整理ミニレッスン、そのあとはおしゃべりしながら写真整理。

ご都合に合わせてご参加ください。

岐阜市の整理収納アドバイザー 野田美紀