ピアノの指番号で気づいた、暮らしをラクにするラベルの力

先日、久しぶりに娘とピアノを弾く時間がありました。
ちょっと難しい曲に挑戦していた娘から「ママ、ここの弾き方が分からない~」と声をかけられて、私も楽譜をのぞきこむことに♪

ピアノの指使いを考えながら「ここは3の指でドだね」と指番号を楽譜に書き込んでいるうちに、ふと気づいたんです。
――これって、片づけの“ラベル付け”と似てるな。

今日は、ちょっとマニアックなお話です。


指番号は、未来の自分を助ける目印

ピアノの楽譜に書く「指番号」は、演奏をスムーズにつなげるための道しるべ。
今この瞬間だけでなく、次の動きやその先を考えて指を選ぶからこそ、音が途切れずに流れます。

この“指番号を振る”というのは、小さな子どもだけでなく、大人になった今でもよくやります(私の場合ですが)。
なぜなら、ピアノを弾くときって、つい今そこにある指で弾こうとしてしまうから。
でも、その先の流れを考えると、どの指で弾くかをあらかじめ決めておかないと、途中で指が足りなくなってしまうんです。

たとえば、ここで「3の指でドを弾く」と決めておけば、次のフレーズへ自然につなげられる。
逆に決めていないと、弾いている途中で「あっ、違った!」と手が止まってしまう。

あらかじめ指番号を書き込むのは、未来の自分を助ける準備

番号が書いてあることで「次はどの指だっけ?」といちいち考えなくて済み、演奏に集中できて“脳の省エネ”になると感じています。


「気をつけなきゃ」と意識しておく必要がなくなり、頭の中がスッと軽くなる。
それが、演奏をのびのびと楽しむための小さな工夫なんですよね。

ラベルで“脳の省エネ”になる暮らしづくり

片づけのときも、ピアノの指番号と同じように「未来の自分を助ける工夫」があります。
それが、ラベルを付けること。

ボックスや引き出しにラベルを貼っておくと、「ここに何が入っていたかな?」と考える時間がぐんと減ります。

たとえば我が家のキッチン。
同じ形のボックスが並んでいると、ラベルがなければ、どこに何が入っているのかは毎回記憶に頼るしかありません。
でも、「乾物」「ドリンク」「ふりかけ」とラベルがあると、迷わず手を伸ばすことができる。
家族もすぐに分かるから、探し物が減って、自然と片づけが続くようになります。

それに、ラベルがあることで、ついやってしまう「ここでいいや!」のちょい置きが減ります。

前述した、ピアノで「つい今ある指で弾いてしまう」のと同じように、片づけでもちょっとスペースがあると「とりあえずこの辺に置こう」をやってしまいがちです。
でも、ラベルがあると「これはここに戻すんだった」とすぐ判断できて戻しやすくなります。
結果、モノの居場所がぶれず、整った状態をキープしやすくなります。

ラベルは“考えずに動ける仕組み”をつくるためのサポート。
暮らしの中で脳の省エネを叶えてくれる、ちょっとしたことだけど大きな工夫なんです。

「覚えない仕組み」が暮らしをラクに

ラベルを付けるのは、「覚えなくてもいい仕組み」をつくることが目的です。
片づけが続くかどうかは、いかに“脳を使わずに済むか”にかかっていると思います(私調べ)。

どこに何があるかを覚えておくよりも、誰でも自然に動ける仕組みをつくる。
それが、無理せず整った暮らしをキープするいちばんの近道です。

ピアノの指番号も、収納のラベルも、どちらも未来の自分を助けるための目印

ラベルを付けることで、“考えなくても動ける”暮らしが少しずつ整っていく。
小さな工夫が、日々の片づけをぐっとラクにしてくれます。

あなたの家では、どこにラベルを付けていますか?
そして、これから「ここにラベルを付けてみようかな」と思える場所はありますか?
小さな1枚のラベルが、暮らしの動きを整えてくれますよ。

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